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2012年5月10日 収載数 1317トライアル
●NEW NRMI [全米心筋梗塞登録研究]
・心血管疾患非既往例で,入院中の死亡率は保有リスク因子数と逆相関
・女性は男性に比べ胸痛のない場合が多く院内死亡率が高いが,この性差は加齢に伴い縮小
・急性心筋梗塞後の死亡率は女性のほうが高いが,リスクプロファイルの変化により<55歳例では性差が小さくなっている
・PCI可能な施設でのSTEMIに対するprimary PCIは年々増加しているものの,血栓溶解療法を選択する施設もあり,再灌流法の適応は施設によって異なる
・非STEMIでは,TIMI risk index上昇に伴い死亡率が段階的に上昇

●UPDATE 
CHS(高齢者(74.1歳)で長鎖オメガ3多価不飽和脂肪酸,DHAにより心房細動リスクが低下)
HPFS(男性で加糖飲料の摂取量は生化学マーカー,冠動脈疾患と関連)
JDCS(2型糖尿病患者における冠動脈疾患発症予測能が高い脂質値は何か?-最も予測能が高いのは非HDL-C,TC/HDL-C比,女性ではTG/正常・軽度微量アルブミン尿の段階から血糖降下・降圧治療を受けている2型糖尿病患者の腎症への進展リスクは0.67%/年と低い。ただし,軽度微量アルブミン尿の腎症リスクは正常アルブミン尿の約7倍/8年間の生活習慣介入による心血管リスク因子への効果は限定的だが,脳卒中リスクは有意に低下)Japan_small
PLATO(PPIによる心血管イベントリスク増大はclopidogrel群のみならずticagrelor群でもみられた)
2012年4月24日
●NEW CASSIOPEA [急性症候性肺塞栓症]
長時間作用型の可逆的間接的活性化第Xa因子阻害薬idrabiotaparinuxは有望なwarfarinの代替薬となる可能性があり,出血リスクも低い。
●NEW CONFIRM [冠動脈CT登録研究]
CACスコアがゼロの症候性患者において,閉塞性CADは心血管イベントの増加に関連。冠動脈CTにCACを追加してもイベント予測能は改善せず/ACC/AHAのガイドライン採用のCADの検査前確率は,CAD有病率を過大評価。

●UPDATE 
ADDITION-Europe(HbA1c≧6%+心血管リスク上昇(SCORE≧5)は,ライフスタイル介入,多剤併用有効例の同定に有用)
BACH(急性呼吸困難患者において,MR-proADMは90日後の死亡高リスク例を同定し,BNPの予後予測能を相加的に改善)
BASKET(第1世代DES植込みから5年後のイベントは責任血管領域のほうが多いが,非責任血管領域(CAD進展)も40%近く発生)
EINSTEIN(Acute PE (EINSTEIN PE) 試験:肺塞栓症患者において,rivaroxaban単独投与の初期・長期治療の標準治療に対する非劣性が認められ,ベネフィット/リスクが改善する可能性が示された)
MESA(MetS,糖尿病患者では,冠動脈カルシウム(CAC),CIMTの増加がなければCADリスクは低い。CACによりイベント予測能が改善)
RE-LY(心房細動患者でトロポニンI,NT-proBNPは,脳卒中・死亡リスクの予測に有用)Japan_small
REACH Registry(アテローム性動脈硬化を合併した2型糖尿病患者において,ビグアナイド系薬剤metformin投与例は非投与例に比べ死亡率が低かった)Japan_small
VADT(強力血糖コントロールは腎機能障害の進展を抑制しなかったが,細小血管疾患進展症例でACR増加の抑制がみられた)

meta-analysis, pooled analysis」を更新
上腕収縮期血圧の左右差と心血管疾患,死亡コメント 桑島 巌)
正常血圧のアテローム性動脈硬化症患者におけるACE阻害薬,ARBの有効性コメント 桑島 巌)
前高血圧例における降圧治療の脳卒中発症に対する影響コメント 桑島 巌)
2012年4月12日
●UPDATE 
ACCORD(厳格血糖コントロール群で,認識したか否かにかかわらず低血糖の発生が多かった)
ADVANCE-血糖コントロール試験(厳格血糖コントロールの大血管・細小血管障害抑制効果に地域間差なし)
j-Cypher Registry(第1世代SES植込みから5年間,ステント血栓症(0.26%/年)や標的病変血行再建術(2.2%/年)などの遠隔期有害事象は減少せず。それらの危険因子は何か?)
QUIET(左室収縮機能が保持された冠動脈疾患患者において,血管形成術後のACE阻害薬quinaprilはアテローム性動脈硬化の進展に有意な影響を及ぼさなかった)
RACE II(永続性心房細動患者において厳格なレートコントロールによるQOLの改善は認められず/永続性心房細動患者において,ゆるやかなレートコントロールは心リモデリングに影響を及ぼさず。リモデリングと独立して関連したのは,女性)
SHS(肺機能低下はメタボリックシンドロームおよび糖尿病発症と独立して関連。この関連に肥満,炎症が関与している可能性が/HbA1c≧6.5%,空腹時血糖≧126mg/dLと糖尿病既往は,CVDリスクを増大するが,HbA1c,空腹時血糖の従来のCVD危険因子のリスク同定能への付加的有用性はない)
WHI(トリグリセライド,VLDLサイズ,IDL粒子数は閉経後女性の脳梗塞発症と有意に関連)

meta-analysis, pooled analysis」を更新
●NEW ACC2012速報
MOPETT(中等度の肺塞栓症において,血栓溶解薬t-PAの減量は安全で,肺高血圧と肺塞栓症再発の予防に有効)
A Mendelian Randomized Controlled Trial of Long Term Reduction in Low-Density Lipoprotein Cholesterol Beginning Early in Life(小児期からの低LDL-Cにより,冠動脈疾患リスクが50%以上低下する可能性が)
 対象患者に日本人が含まれているトライアル。
 
 
 
 
更新履歴
学会情報
ACC2012 ACC2012
第61回米国心臓病学会
(ACC 2012)
2012/3.24〜27
シカゴ
ISC2012
国際脳卒中会議
(International Stroke Conference:ISC)2012
Brief Report
2012.2.1-3
ニューオリンズ

 アーカイブス
 
学会情報
Trial Review
掲 載 中:  
心不全 大阪府立成人病センター 総長 堀 正二
抗血栓療法 東海大学医学部内科学系(循環器内科) 後藤信哉
虚血性心疾患 天理よろづ相談所病院循環器内科 中川義久
京都大学大学院医学研究科内科系専攻内科学講座循環器内科学 木村 剛
済生会前橋病院循環器内科 中野明彦

東京大学大学院医学系研究科 薬剤疫学講座/循環器内科 林 同文
東京大学大学院医学系研究科 循環器内科 永井良三
脂質異常症 帝京大学内科 寺本民生
高血圧 東京都健康長寿医療センター 桑島巌
不整脈 富山大学大学院医学薬学研究部第二内科 井上博

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