循環器トライアルデータベース

UNASEM
Unstable Angina Study Using Eminase

目的 不安定狭心症において冠動脈造影上の改善と臨床所見の改善に対する血栓溶解薬anistreplase(APSAC)の有用性を検討。
コメント 不安定狭心症に対するAPSACの有用性は証明されなかった。(中村中野永井
デザイン 無作為,プラセボ対照,二重盲検。
期間 追跡期間は入院中。
対象患者 159例。30~70歳。心筋梗塞歴のない不安定狭心症。
治療法 APSAC群(126例)ではAPSAC30単位を5分で静注またはプラセボ群(33例)。全例,カテーテル挿入前にnitroglycerin静注。カテーテル挿入時にheparin 5000単位ボーラス静注,カテーテル中にheparin 1000単位/時で静注。β遮断薬またはCa拮抗薬の標準的な投与。2回目の造影後,aspirin 300mg/日。
結果 試験薬投与前と投与12~28時間後に冠動脈造影。2回目の造影では,プラセボ群(3%)に比して,APSAC群(11%)で狭窄は有意に減少(p=0.008)。しかし,臨床的な効果は認められなかった。出血性合併症は,APSAC群で有意に多かった(21例 vs 7例,p=0.001)。
文献
  • [main]
  • Bar FW et al: Thrombolysis in patients with unstable angina improves the angiographic but not the clinical outcome; results of UNASEM, a multicenter, randomized, placebo-controlled, clinical trial with anistreplase. Circulation. 1992; 86: 131-7. PubMed

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ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09