循環器トライアルデータベース

GEMT
German Eminase Multicentre Trial

目的 急性心筋梗塞(AMI)に対する血栓溶解薬anistreplase(APSAC)の安全性と有効性を抗凝固薬heparinと比較検討。一次エンドポイントは,入院28日以内の死亡率。
コメント APSACは入院中のAMIの予後と臨床経過を改善させる。(中村中野永井
デザイン 無作為,多施設,intention-to-treat解析。
期間 追跡期間は28日間。登録期間は1985年8月から'87年4月まで。
対象患者 313例。70歳以下。発症後4時間未満。
治療法 APSAC群(162例):APSAC 30単位を5分間静注4時間後に,heparin 17単位/kg/時の点滴を開始。heparin群(151例):heparin群は5000単位を静注後,17単位/kg/時の点滴。両群とも治療前にmethylprednisolone100mgを静注。heparin投与は,心カテーテル実施前まで継続。heparin点滴が適さない患者は,phenprocoumonに切替え。
結果 入院28日以内の死亡は,heparin群12.6%(19例),APSAC群5.6%(9例)でAPSAC群で有意に改善(p=0.032)。24時間後,心原性ショック(APSAC群3.2% vs heparin群9.5%,p=0.031),心停止(3.8% vs 10.8%, p=0.015),蘇生術を要した頻度(5.1% vs 11.5%, p=0.039)は,いずれもAPSAC群で有意に低かった。
文献
  • [main]
  • Meinertz T et al for the APSAC multicenter trial group: The German multicenter trial of anisoylated plasminogen streptokinase activator complex versus heparin for acute myocardial infarction. Am J Cardiol. 1988; 62: 347-51. PubMed

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ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09