循環器トライアルデータベース

MARS
Monitored Atherosclerosis Regression Study

目的 冠動脈疾患患者において,HMG-CoA reductase阻害薬lovastatinによる脂質低下治療の効果が冠動脈造影所見に及ぼす影響を検討。また,同様のエンドポイントを用いた2つの試験における冠動脈造影所見を比較検討。
デザイン 無作為,プラセボ対照,二重盲検,多施設。
期間 追跡期間は0.6~2.7年(平均 2.2年)。割付け期間は1985年から’89年まで。
対象患者 270例。37~67歳。総コレステロール190~295mg/dLで,冠動脈造影で冠動脈疾患が明らかな症例。
治療法 コレステロール低下食およびlovastatin 80mg/日(分2),またはプラセボ。
結果 lovastatin投与により,総コレステロール値は32%,LDL-Cは38%,アポリポ蛋白Bは26%の低下,またHDL-Cは8.5%上昇(p<0.001)。平均狭窄度は,プラセボ群で2.2%,lovastatin群で1.6%増加(p>0.20)。50%以上の狭窄病変部は,平均狭窄度がプラセボ群で0.9%の増加に対し,lovastatin群では4.1%の減少が認められた(p=0.005)。
文献
  • [main]
  • Blankenhorn DH et al and the MARS research group: Coronary angiographic changes with lovastatin therapy; the monitored atherosclerosis regression study (MARS). Ann Intern Med. 1993; 119: 969-76. PubMed

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EBM 「循環器トライアルデータベース®」
ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09