循環器トライアルデータベース

IMPACT
International Mexiletine and Placebo Antiarrhythmic Coronary Trial

目的 心筋梗塞患者(不整脈の有無は不問)において,抗不整脈薬mexiletine徐放剤の抗不整脈効果を検討。エンドポイントは心室性不整脈,入院,死亡。
コメント 心室性不整脈の有無は問わずに開始した試験であるが,mexiletine投与群のほうが不整脈発生は抑制された。しかし,mexiletine投与によって生命予後は改善せず,むしろ死亡率は高い傾向を示した。(井上
デザイン 無作為,プラセボ対照,二重盲検,多施設。
期間 追跡期間は1年。登録期間は1981年2月から'82年3月まで。フォローアップは'82年11月まで。
対象患者 630例。最近MIを発症した30~74歳の男性および45~74歳の女性。平均年齢56.8歳。
治療法 mexiletine群317例はmexiletineを720mg/日(分2)投与。プラセボ群は313例。β遮断薬の併用投与は可。
結果 24時間心電図によって単発性心室期外収縮の発生(≧30回/時),心室期外収縮の連発(≧1回/日)に関しては,mexiletine群において1か月と4か月目に有意な低下が,12か月目には有意ではないものの低下傾向が認められた。死亡率はmexiletine群7.6%,プラセボ群で4.8%で有意差は認めなかった。冠動脈イベントの発症は両群間に差はなかった。副作用,特に振戦と胃腸障害はmexiletine群で有意に多くみられた。
文献
  • [main]
  • IMPACT research group: International mexiletine and placebo antiarrhythmic coronary trial; I. report on arrhythmia and other findings. J Am Coll Cardiol. 1984; 4: 1148-63. PubMed

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収載年月1999.09