循環器トライアルデータベース

ACAPS
Asymptomatic Carotid Artery Progression Study

目的 無症候性で高LDL-C血症のある早期頸動脈アテローム硬化症例に対する,HMG-CoA reductase阻害薬lovastatinの効果を検討。
コメント lovastatinは日本では未発売。(寺本
デザイン 無作為割付け,プラセボ対照,二重盲検,factorial,多施設。
期間 追跡期間は3年(最初の15か月は6週ごと,以後は3か月ごとに通院)。
対象患者 919例。平均年齢は62歳(40~79歳)。LDL-C値が60~90パーセンタイルに入り,Bモード超音波検査法により頸動脈アテローム硬化症と診断された無症候性の男女。
治療法 lovastatin 20~40mg/日(L)と抗凝固薬warfarin 1mg/日(W),およびそれぞれのプラセボ(LP, WP)を組み合わせて,4群(L+W, LP+WP, L+WP, LP+W)に割付け。全例に抗血小板薬aspirin 81mg/日の服用を推奨。
結果 lovastatin群では,LDL-Cが6か月間で156.6mg/dLから113.1mg/dLへと28%の低下が認められた(p<0.0001)。またlovastatin群では,12か月後,最大血管内膜厚(IMT)平均値の退縮が認められた(p=0.001)。冠動脈疾患死,非致死性心筋梗塞もしくは脳卒中などの心血管イベントはlovastatin群5例に対し,プラセボ群は14例(p=0.04),死亡はlovastatin群で1例に対しプラセボ群で8例であった(p=0.02)。
文献
  • [main]
  • Furberg CD et al for the asymptomatic carotid artery progression study (ACAPS) research group: Effect of lovastatin on early carotid atherosclerosis and cardiovascular events. Circulation. 1994; 90: 1679-87. PubMed

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ライフサイエンス出版
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収載年月1999.09