| 目的 |
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ICD植込みは左室機能不全患者のSCDを防ぐ有効な手段であるが,ICDに代わる戦略として,SCDを抑制する薬物治療として抗不整脈薬amiodaroneに関する結果は一致していない。10年以上前に発表されたシステマティック・レビューにはamiodaroneの新しい大規模臨床試験であるSCD-HeFTなどは含まれていない。
以上の状況から,メタ解析によりamiodaroneの安全性,有効性を再評価する。 |
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| 対象 |
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amiodaroneをプラセボあるいは対照薬と比較した15のランダム化試験(RCT):OPTIC,SCD-HeFT,GEMICA,EPAMSA,STAT,BASISなど(8,522例)。
登録基準:治療期間>30日,追跡期間≧6か月,エンドポイントとして総死亡率を評価しているもの。
除外基準:<18歳,電気的除細動に抵抗して反復する心室性不整脈,院外心停止例,IcあるいはIII群抗不整脈薬(プラセボ群あるいは標準治療対照群を設けていない)とamiodaroneを比較したRCT,ICD例で検討した試験(比較している両群に植込まれている試験は可)。
■トライアル背景:平均年齢57~68歳,女性>35%の試験はなし,虚血性心筋症に限定したのは7試験で残りは虚血性・非虚血性,OPTIC(一次・二次予防適応のICD植込み例を含む)以外は一次予防を検討,平均EF 18~44%,β遮断薬の投与率0~100%(中央値44.3%)。 |
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| 方法 |
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MEDLINE(1966~2007年)で“randomized controlled trial”と“amiodarone”で検索。さらにCochrane Controlled Trials Register,米国食品医薬品局(FDA) website,米国国立研究所(NIH)が管轄している臨床試験登録サイトclinicaltrials.govで,amiodaroneのSCD予防結果を発表しているRCTを調べた。最後に6つのレビュー,システマティック・レビューの一覧で引用試験をハンドサーチした。
メタ解析に組み入れる研究の選別はQuality of Reporting of Meta-analyses (QUOROM)ガイドラインに従った。 |
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| 結果 |
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・死亡例は1607例で,SCDは715例。
amiodaroneは,SCD(7.1% vs 9.7%:オッズ比0.72;95%信頼区間0.61-0.84,P<0.001)と心血管死(14.0% vs 16.3%:0.82;0.71-0.94,P=0.004)は有意に抑制した。
総死亡については抑制の傾向(18.1% vs 19.6%:0.87;0.75-1.02,P=0.093)を示したが,心不全死は抑制しなかった(0.92;0.76-1.12,P=0.408)。
以上より,amiodaroneによるSCDを1例予防するためのNNTは38例,心血管疾患死のNNTは42例となる。
・非心血管疾患死については有意な効果は認められなかった(1.17;0.94-1.45,P=0.169)。
・amiodaroneの投与中止例は1206/4260例(28.7%)。
肺毒性2.9% vs 1.5%:1.97;1.27-3.04(P=0.002)・number needed to harm(NNH:有害作用必要数)69例,甲状腺毒性3.6% vs 0.4%:5.68;2.94-10.98(P<0.001)・32例,肝毒性1.85% vs 0.7%:2.10;1.15-3.82(P=0.015)・87例,徐脈性不整脈2.8% vs 1.5%:1.78;1.16-2.72(P=0.008)・81例。肝毒性1.85% vs 0.7%:2.10;1.15-3.82(P=0.015)・87例,徐脈性不整脈2.8%
vs 1.5%:1.78;1.16-2.72(P=0.008)・81例。 |
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